病院に行くと、「梅雨時は悪くなる子が多いのにすごくきれいになってきたね」と先生にもびっくりされていました。

それでも、まだ夜は手には手袋、顔にはガーゼを貼らないと、かく力も強くなっているので少し気をぬけばかきむしってしまいます。

うれしい気持ちの反面、またあの最悪の状態に戻ってしまったらどうしようという不安といつも背中合わせでした。

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　夏はアトピーの子にとっては過ごしやすい季節なのだそうです。

娘も例外ではなく、顔は本当にきれいになりました。

足はまだまだ赤いですし、顔も調子のいい時と悪い時の波はありますが、知らない人が見て「アトピーなの？」と言われなくなったことがとても嬉しく思います。

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　このまま治っていくといいのにねなんて話をしていた矢先、朝目覚めてトイレに行ってから莉帆の顔を見ようと寝室に行くと、驚いたことに左の手袋がはずれ、もちろんガーゼもはずれ左頬が血が出て真っ赤になっていました。

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　３ケ月前から、夫婦で協力して顔にガーゼを貼り手袋をつけて寝かせていました。

そうすると、直接顔を傷つけることがないのでだんだん顔の赤みが薄れてきました。

今日まで１日も欠かさず頑張ってきたのに、手袋の外れている手を見て、また、血まみれの顔とパジャマを見てとてもショックを受けました。